prologue

あなたは一族のため大きな使命を背負っています。
故郷を焼く大火災から同胞を守り、明日を生きる聖地を手に入れることです。

あなたは広大な宇宙のどこかに存るエルフの森に住んでいて、それなりの権力がある祭祀です。エルフの森がなんやかんやで燃える理由を日々研究していたあなたは、ついにその原因を突き止めました。

宇宙の星々には多数のエルフの森があり、なにかしらの要因で故郷が燃えてしまうこと。あなたと同じように、森が燃える原因を研究する祭祀がいること。そしてその祭祀たちは、エルフの森を燃やす原因――フォレストバーン因子――を発見し、他のエルフの森におしつける魔法を開発していることを知りました。

あなたは一族を守る２つの方法を知っています。争いのない聖地を目指して宇宙開発に尽力するか、フォレストバーン因子をおしつける魔法を開発して、他のエルフの森に犠牲となってもらうか。

一族の明日を守るため、すみやかに決断をしなくてはなりません。

星の海を駆ける流星が、あなたの森を焼くその前に――。

prologue

あなたはそれなりに大きな島国の諸侯です。

この島国が少し変わっていることは、国土の半分を巨大な森に覆われ、豊富な資源と秘術をもったエルフが隠れ住んでいるということ。そして、定期的に森全体を巻き込む不思議な大火災が起こることです。

ある日、王は島国全体にエルフを探すようお触れを出しました。かつて名君と言われた王は年をとり、忍び寄る死を恐れ、エルフがもつとされる長寿の秘術を欲したのです。

エルフの秘術を独占したい諸侯はあなただけではありません。むしろ、ほかの諸侯に先を越されるなら、森ごと全て燃やしてしまいたいと考える諸侯も居るでしょう。

そう、燃やすだけなら、誰だってできるのですから。

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あなたたちはエルフの族長の息子で、とある島国の森に住んでいる。

島には残虐な人間たちの国があり、森に住む貴方たちの文化や身体をいやらしい目つきで狙っている。日々森を逃げ回っていた貴方たちだが、人間たちの王が指揮する開拓団にとうとう追い込まれてしまう。エルフの族長は決断をくだした。

「人間に汚された森は、もう我らの森ではない。森に建てられた奴らの拠点ごと全て燃やして土に還すのだ。最も貢献したものを、次の族長としよう」